正直に言えば、株を選ぶときに多くの人が気づいていない、はるかに重要なことに取り組んでいます。自己資本コストの計算式は、投資家が必ず問いかけるべき質問の答えのようなものです:この投資を価値あるものにするために、実際に必要なリターンは何か?



ポイントは二つあります。最初は、CAPM(資本資産評価モデル)(capital asset pricing model)です。これは、多くの人が上場企業を分析するときに使う方法です。計算は非常にシンプルで、リスクフリー金利に、市場リスクプレミアムをβ(ベータ)倍したものを加えます。例えば、リスクフリー金利が2%、市場リターンが8%、βが1.5の株式なら、2%に1.5×6%(市場リターンの差分)を足して、合計11%となります。この11%が、その株を保有する正当性を持たせるために必要なリターンです。

もう一つの方法は、DDM(配当割引モデル)です。こちらは、配当を支払う株式を評価するときにより適しています。配当利回りに、予想される成長率を加えます。例えば、50ドルで取引されている株が年間2ドルの配当を出し、成長率が4%の場合、配当利回りは4%、成長も4%なので、合計8%が自己資本コストとなります。これは、CAPMの結果とはかなり異なりますよね?

なぜこれが重要なのか?それは、自己資本コストの計算式が、企業が実際に価値を生み出しているかどうかを判断するのに役立つからです。企業が生み出す価値が、この必要リターンを超えていれば、投資対象として見る価値があるかもしれません。企業側にとっては、株主を満足させるために最低限必要なリターンです。また、これがWACC(加重平均資本コスト)にも影響し、企業の総資金調達コストを決定します。

よく見落とされがちなのは、株式のコストは常に負債より高いという事実です。その理由は明白です。負債の持ち主は、何があっても支払いを受け取れますが、株主は企業のパフォーマンス次第でしか利益を得られません。そのリスクプレミアムは実在し、自己資本コストの計算式はそれを価格に反映させています。

要するに、自己資本コストの計算式を理解することは、より賢い意思決定を行うための枠組みを提供します。投資の評価や、企業の戦略が適切かどうかを理解しようとするときも、この指標は、単なる希望ではなく、実際のリターン期待に基づいて判断できるようにしてくれるのです。
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