グレースケールは、更新されたSEC提出書類の中で、Hyper Holdings Global LPからの2百万HYPEトークンと引き換えに、自社が提案するHyperliquid ETFの株式を売却するよう交渉していることを明らかにした。木曜時点で、2百万HYPEトークンは約1億1500万ドル相当と評価されていた。この交渉は、同ファンドにとっての潜在的なシード資本投資を意味する。今回の開示は、今月に21SharesとBitwise InvestmentsがHYPEを基にしたETFを立ち上げたことに続くもので、これがHYPEトークンを大口の投資家資金流入の中で史上最高値となる60ドル超まで押し上げた。
シード投資の交渉に関する詳細
グレースケールの提出書類では、潜在的な投資家としてHyper Holdings Global LPが挙げられており、同社は公開情報が限られた主体である。Bloomberg IntelligenceのETFアナリスト、James Seyffartは、ソーシャルメディア上で「シード資本」の言及を取り上げ、Hyper Holdings Global LPの実体について疑問を呈した。提案されている取引では、ETFの株式を、その主体が保有する2百万HYPEトークンと交換することになる。交渉を完了するための期限は、提出書類の中では示されていないようだ。
ファンド名とティッカーの変更
SEC提出書類は、ファンド名を「Grayscale HYPE ETF」から「Grayscale Hyperliquid Staking ETF」に変更した。ファンドはNasdaqでティッカーHYPGとして取引される。名称変更は、Hyperliquidプロトコル内でのステーキング機能をファンドが備えることを反映している。
市場環境と競合の動き
21SharesとBitwise Investmentsは、今月初めに最初のHYPEベースETFを立ち上げた。HYPEトークンは、これらのファンドへの大きな資金流入を受けて、史上最高値となる60ドル超に到達した。Bloomberg ETFシニアアナリストEric Balchunasは、21SharesのHyperliquidファンド(THYP)が、初日の活動に対して取引高が約8倍に達したと指摘し、継続的な自発的関心があることを示しているとした。Balchunasは、THYPのHyperliquid ETFが、上場以来毎日出来高が伸びており、「自発的関心のとても良い兆し」だと述べた。