2026年6月15日01:30〜01:45(UTC)にかけて、BTC価格は+0.47%の短期的な戻りを見せた。価格帯は65383.9〜65737.5 USDTで、振幅は0.54%だった。この時間帯はアジア取引時間の早朝に相当し、市場の活発度は徐々に上昇している一方、全体の変動幅は比較的穏やかだった。
今回の変動の主な推進力は、60,000ドルという重要なサポート水準での押し目買い(安値での買い)効果である。この位置は、全面最大のオプション未決済建玉(未平倉)を持つ「コアな売買の分水嶺」として明確に定義されており、これまでの複数回のテストを経て短期の底部ゾーンを形成したことで、テクニカルな買いが集まりやすい環境が整った。さらに、アジア取引時間の開始後の押し目買いの入りに加え、デリバティブ市場のボラティリティが65.82%から47%へ低下した後に発生したショートのポジション解消(買い戻し)行動が重なり、価格上昇幅を押し広げた。
加えて、オンチェーンのデータと資金フローが相互に裏付ける形で支持材料となっている。Santimentのデータによると、6月2日には10万ドルを超える大口取引が10,095件発生し、6週間ぶりの高水準となった。こうしたクジラの活動の継続性が、短期的な価格の下支えになる可能性がある。ETFは連続流出の後、6月4日に305万ドルの一時的な純流入が発生しており、運用資産はビットコイン市価総額の約6%(約875億ドル)に相当する。機関投資家の保有規模が大きいことから、価格が重要なサポート水準付近で機関レベルの買いを発動する可能性もある。取引所のBTC残高は継続して減少し、約300万枚に近づいているため、売り圧力はやや緩和している。
リスク面では、現在の二番底の形成がまだ完了したと確認できていない。現値から60,000ドルの下落側の壁までには、約5%の余地が残されている。もしこれを割り込むようであれば、下落が加速し、55,000〜50,000ドルのサポート水準まで到達する可能性がある。マクロ面では、米連邦準備制度(FRB)の「利下げなし(ゼロ降利)」の確率が66%であり、地政学的リスクもなお残る。今後は、60,000ドルのサポートの有効性と、ETF資金フローの限界的な変化(余地が増減する方向性)を特に注視する必要がある。