トランプ・メディア(DJT)は5月9日に2026年Q1の決算を公表し、純損失は4.059億米ドルまで拡大し、前年同期の3,170万米ドルからは12倍超となった。第1四半期の売上高はわずか87万1,200米ドル。CoinDeskの報道を整理すると、今回の損失の主因は暗号資産と株式投資の未実現の減損で、合計は約3.687億米ドル。そのうちBTCの未実現減損が2.44億米ドル、株式投資の減損が1.082億米ドル。巨額の帳簿上の損失にもかかわらず、Q1の営業キャッシュ・フローはなおプラス1,790万米ドルであり、損失は非現金の会計調整にとどまる。
保有構成:9,542コのBTC、7.561億コのCRO
トランプ・メディアの3月末時点における暗号資産と株式の持ち分:
BTC保有:9,542.16コ、市場価値6.471億米ドル
CRO(Cronos)保有:7.561億コ、市場価値5,300万米ドル
その他の株式投資:非公開の詳細
BTCはトランプ・メディアの暗号資産部門における主要な資産である。Q1のBTC価格は約22%下落し、2018年以来で最悪の単四半期パフォーマンスであり、同社の帳簿上の数値を直接的に引き下げた。CROの部位は約5,300万米ドルで規模は相対的に小さいが、同様に暗号資産市場の下落圧力を受けている。
損失の内訳:未実現減損3.687億米ドルが中心、営業キャッシュ・フローはなおプラス
今期の損失の具体的な内訳:
デジタル資産と株式の未実現減損の合計:3.687億米ドル
BTCの未実現減損:2.44億米ドル
株式投資の減損:1.082億米ドル
Q1の営業キャッシュ・フロー:+1,790万米ドル(プラス)
損失の性質:未実現減損は非現金の会計調整であり、資産価格が回復すれば逆方向に戻し計上できる
トランプ・メディアは、今回の損失は市場価格を反映した会計調整であり、日常の業務運営やキャッシュ・フローには影響しないと強調している。Q1のBTCおよびその他の暗号資産がQ2に反発すれば、損失は一部取り戻される(回沖される)可能性がある。
対比:トランプ一家のQ1暗号事業における二重の損失
トランプ・メディアのQ1の損失は、Eric Trumpが主導するAmerican Bitcoin(ABTC)と並んで、トランプ一家のQ1暗号事業における「二重の注目点」となっている。
トランプ・メディア(DJT):Q1 -4.059億米ドル、主にBTC + CRO + 株式の未実現減損
American Bitcoin(ABTC):Q1 -8,200万米ドル、主にBTCの帳簿減損。ただし同時期のマイニング生産量は、会社史上最高の817コのBTC
両社の損失はいずれも、Q1にBTCが6.2万米ドルまで下落したという市場条件の影響を受けており、またいずれも非現金の会計上の性質である。違いは、American Bitcoinが純粋なマイニング事業であるのに対し、トランプ・メディアはソーシャルメディア企業であることに加え、暗号資産の国庫資産を持つという混合モデルである点だ。
今後追跡できる具体的な出来事:Q2にBTCが反発するか、トランプ・メディアがQ2に向けて新たなBTCポジションを追加するか、あるいは利確を開始するか、そして同社の主力事業(ソーシャルメディアの収益)が、Q1のわずか87.1万米ドルという低い基礎から脱却できるかどうか。
この記事「トランプ・メディアのQ1の損失4.06億米ドル:BTCとCROの未実現減損3.69億が主因」は、最初に 鏈新聞 ABMedia に掲載される。
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