最近、米国の株式市場の総時価総額をGDPで比較するウォーレン・バフェット・インジケーターが、過去最高水準まで上昇し、大幅な過大評価を示しています。市場データ提供会社の推計では、その比率はGDPの230%〜238%に相当し、ドットコム・バブル時、2008年以前の金融危機のピーク、そしてパンデミック後の株式バブル局面で見られた水準を上回っています。この指標は、株価が基礎となる景気成長をはるかに上回るペースで上昇していることを示唆しています。
記録的なバリュエーションは、米国株がメガキャップのテクノロジー株や人工知能(AI)関連株に大きく集中していることと一致しています。AIインフラ、クラウドコンピューティング、半導体、プラットフォームソフトウェアに結びついたごく少数の支配的な企業が、現在では指数価値の異常に高い割合を占めており、市場の値動きが限られた数の企業の継続的な利益に左右されやすくなっています。