日本の自民党は、ステーブルコインとトークン化された預金を国家インフラとして提案している

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オープニング

日本の与党自由民主党(LDP)は、6月19日にステーブルコインとトークン化された預金を国家の金融インフラとして整備するための政策提言を発表した。これらの提言は、6月12日に党の第5プロジェクトチーム会合で取りまとめられ、LDPの政策調査会の承認を得たものであり、6月に内閣で決定される見通しの「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2026」への盛り込みに向けて調整が進められている。提案では、ステーブルコインとトークン化された預金を含むオンチェーン・ファイナンスを、日本の次世代金融インフラの中核要素に指定し、制度改革と官民投資の拡大の必要性を強調している。

## 政策提言の概要

LDPの提言は、オンチェーン・ファイナンスを日本の「第18の成長投資分野」と位置付け、人工知能、半導体、量子技術、航空宇宙と並べている。金融庁(FSA)は5年のロードマップの策定を任され、官民の連携によって投資拡大と採用施策が進められる。

提言には、日本銀行(BOJ)の当座預金のトークン化も含まれる。プロジェクトチームは、BOJが関連する論点を明確化し、その年内に具体的な実装スケジュールを提示するよう求めた。

## ステーブルコインとトークン化の施策

ステーブルコインについては、提言は給与支払いや税の徴収に用いるための法的枠組みの要件に対応している。提案では、銀行発行のステーブルコインの審査を加速させることと、国境をまたぐ支払いのための国際的な相互運用性の推進を求めている。

## 株式市場と決済インフラ

提言では、東京証券取引所の年間取引量1,600兆円を挙げつつ、株式市場でT+0(同日)決済システムを実現するうえで、オンチェーンの決済インフラが重要になるとしている。

## アジア主導の協力枠組み

LDPは、アジア主導のオンチェーン・ファイナンス協力を構築するために、「AI・On-chain Finance Asia Policy Dialogue Framework(AI・オンチェーン・ファイナンス・アジア政策対話の枠組み)」の設立を提案している。この枠組みは、不動産資産(RWA)、本人確認(KYC)手続、マネーロンダリング対策(AML)などの分野で相互運用性ルールを標準化することを目指し、日本がアジアの金融インフラ開発を主導できるように位置付けている。

## プロジェクトチームの背景

プロジェクトチームは3月に、国会議員のダイラ・マサアキ氏のリーダーシップの下で立ち上げられた。LDPのブロックチェーン推進議員連盟の会長である木原誠二氏が、プロジェクトチームの会長を務めている。

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