マイクロストラテジーの会長マイケル・セイラーは、同社が2025年早期にビットコインを売却する可能性があると示しており、これまでの「決して売らない」という立場から大きく転換したことを意味している。「われわれが今年末までの間にビットコインを一部売ることは、起こりうることではないと思う」と、セイラーは金曜にYouTubeで公開されたナタリー・ブルネルとのインタビューの中で語った。同氏によれば、同社はUSDおよび現金の保有状況を管理しながら、株式とクレジットを組み合わせて売る「可能性が高い」そうだ。マイクロストラテジーは、2033年まで続く長期的な成果に焦点を当てて、こうした判断を導くために「多変量モデル」を運用している。セイラーは、同社の7年間の目標は「1株当たりのビットコインを最大化すること」であり、「非常に思慮深いプログラム的なやり方」で意思決定が行われると強調した。
セイラーは以前、5月10日にScott MelkerとのThe Wolf Of All Streetsポッドキャスト出演中に、無売却方針を見直すことの根拠を説明していた。「われわれは約$65 billion相当のビットコインを保有している。もし市場が、われわれが決して売らないと考えるなら、格付け機関は、『では、それは資産ではないということだ』と言うだろう」とセイラーは説明した。この発言は、ビットコインを永久に売却不能なものとして扱うことが、同社の信用格付けの評価に悪影響を与えうるという懸念を反映している。
現在のビットコイン保有量と市場での立ち位置
マイクロストラテジーは、同社のウェブサイトおよびCoinMarketCapのデータによれば、平均取得価格が1コイン当たり約$75,700の条件で843,768 BTCを保有している。発表時点で、ビットコインは$75,958で取引されており、同社の平均コストベースをわずかに上回っていた。マイクロストラテジーの株式(MSTR)は、Google Financeによれば、金曜の取引を$159.89で終え、直近30日間では10.86%下落している。
市場の状況
マイクロストラテジーの買い発表は、これまでビットコインコミュニティから強気のシグナルとして見られてきた。ただし、同社はいまだ公にビットコインの売却を発表していないため、コミュニティがその動きにどう反応するかは不透明だ。潜在的な売却は、同社のビットコイン保有に対する戦略と市場認識の点で、注目すべき転換を示すことになる。